デイケア室のご案内(概要)

浅香山病院のデイケア室に来てみませんか?

当院の精神科デイケア室では、「家にこもりがちで、日中通える場所がほしい」「退院後の生活が不安」というような外来通院の方々を対象に、様々なプログラムを用意しています。プログラム活動とサロン活動の2種類のデイケアに加え、「ナイトケア」および「デイナイトケア」もお選びいただけるなど、個々の状況に応じたリハビリテーション治療を提供しています。
医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)・公認心理師などのスタッフが、参加メンバーと一緒にグループ活動を行いながら、様々な個別相談にも応じています。ご利用の際には主治医の処方が必要で、治療費や食事代には各種保険が適用されます。
当院では早くから外来リハビリテーションに力を注いでおり、昭和58年には厚生省の認可基準に合った施設を設立。昭和61年デイケア・平成4年ナイトケア・平成7年デイケアサロン・平成11年デイナイトケアの届出を行い、今日に至っています。

医療福祉関係者の皆さまへ

他院に通院中の方がデイケア等の利用を希望される場合の手順をまとめましたので、ご参照ください。

まずはセルフチェックから

浅香山病院では、ご自身の状況や希望に合わせて、デイケア(A館・サロン)・ナイトケアをご利用いただけます。
01~09の項目で、当てはまるものが多いものから、ぜひ読んでみてください。

  1. 日中、通える場所がほしい
  2. コミュニケーションの練習がしたい
  3. 趣味を見つけたい
  4. 身体を動かしたい
  5. お出かけなどのイベントが好きだ
  6. 役割をもって活動し、成果を共有したい(★)

という方には、デイケアがお勧めです。
特に06(★)に当てはまる方は、デイケアサロンもご検討ください。

  1. 夕方から夜の時間がさびしい(不安になる)
  2. グループ活動に参加せず、マイペースで過ごしたい
  3. 日中、通っている場所がある

という方は、ナイトケアをご検討ください。
01~05、07~09どちらも当てはまる方は、デイナイトケアもお勧めです。

月~金

9時~16時

昼食・入浴あり

(1日40名前後)

室内スポーツ、ミーティング、カラオケなどのグループ活動を中心としたプログラムを用意しています。また、個別担当制になっていて、個別の支援、ご家族の相談などにも応じています。

プログラム例
園芸、エアロビクス、バンパー、心と体の学習会など

月~金

9時~16時

昼食・入浴あり

(1日20名前後)

ここでは入院患者さまやご家族、外来の患者さまの憩いの場を自分たちで運営し、元気にイキイキと活動しています。月1回食事会を催しています。

プログラム例
軽食喫茶、売店、図書室、古着コーナーなどがあって、自分の出来ることを見つけて働いています。

月・水・金

16時~20時

夕食・入浴あり

(1日15名前後)

月水金の夕方から夜にかけてのプログラムで、デイケアのように決まった活動はなく、集まったメンバーはそれぞれ自分のスタイルで過ごしています。日中の疲れを癒したい人、夕方~夜の過ごし方が不安な人、特に決まったプログラムがないほうが過ごしやすい人などが参加しています。

月間プログラム例
月末ミーティングで決めます。 ※カラオケ、ストレッチなど 

デイケアとナイトケアの両方を続けて利用していただけます。ナイトケアが月水金のみなので、火木は昼間(デイケア)のみ利用することになります。
退院後の生活が不安な方が、退院後しばらく利用する場合が多いです。

デイケア利用に関するQ&A

A:当院通院中の方は、主治医やソーシャールワーカー、看護師にご相談の上、オリエンテーションをさせていただきます。また、直接来ていただいても構いません。
他のクリニックや診療所などからのご利用を希望される方は、デイケアまでご連絡をいただき、オリエンテーションの日程の調整をさせていただきます。

A:費用はかかります。
各種保険が適用され、デイケア利用料・再診料の医療費が負担割合によって必要となります。しかし、自立支援医療を併用すると、自己負担額が軽減します。自立支援医療の申請に関しては、主治医にご相談ください。

A:毎日でなくても大丈夫です。
利用が決まれば、担当スタッフとご相談の上、利用日を設定していただけます。また、利用日を決めてもその時々の状態で利用日を増減していただくことも可能です。

A:精神科の通院が必要です。
受付に月1回健康保険証等をご提示ください。また自立支援制度に該当される方は、利用時に受付まで管理表のご提出をお願いします。

A:利用できます。
利用にあたっては、当院デイケアにお問い合わせください。詳しい説明をさせていただきます。

A:体験できます。
体験日に関してはデイケア利用説明を受けた後に、利用説明を行なったスタッフとご相談ください。

A館デイケア

グループ活動を中心とした週間プログラムを実施しています。個別の支援やご家族の相談などにも応じています。個人作業からお出かけ行事まで、様々な活動を用意しています。
平日(月~金・祝日などはお休み)に実施しており、活動時間は9時~15時です。
昼食や入浴なども可能です。一日の参加者はおおよそ40名です。

A館デイケアルームのご紹介

各コーナーの写真はこちらからご覧いただけます

A館デイケアのプログラム

※内容は変わることがあります

 
9:00~ 朝の会
午前 音楽クラブ 園芸 音楽鑑賞 園芸 書道
個人プログラム 絵画 茶道 エアロビクス アニメ鑑賞
ミーティング
12:00~ 昼食
午後 卓球 作ろう会
(料理)
ストレッチ 個人プログラム あたまの体操教室
心と体の学習会 SST バンパー CAT(認知機能リハ) レク・スポーツ
ムービーグループ
15:00~ 終わりの会

デイケアの風景

プログラム以外で、自由な時間を過ごすこともあります。

月間プログラム

月1~2回は上表の習慣プログラムを行わない「フリーデー」があります。内容はみんなで希望を出し合って、活動予定を決めています。

年間プログラム

日帰りバスツアーなど
日帰りバスツアー、コミュニティーバザー、ハッスル運動会など
クリスマス会、年始行事、耐寒ハイキングなど

※その年によって多少変更があります

お問い合わせ

A館デイケア 直通番号&FAX:072-222-9404

ナイトケア・デイナイトケア

ナイトケアは、昼間は就労などそれぞれの社会生活を送っている人たちが、「日中の生活での疲れを癒したい」「生活にリズムをつけたい」「夜の不安や寂しさを解消したい」といった様々な目的を持ちながら、夕方から夜にかけて集まり、治療的環境の中で共に時間を過ごそうというものです。決まったプログラムはなく、ミーティングでその月の予定を決めています。
月・水・金曜(祝日などはお休み)に実施しており、活動時間は16時~20時です。 夕食や入浴が可能です。一日の参加者数はおおよそ20名です。

デイナイトケアはデイケアとナイトケアの両方を利用するかたちです。ナイトケアは月・水・金なので火・木はデイケアのみ利用することになります。

ナイトケア活動内容(例)

  • ミーティング
  • 室内ゲーム
  • 卓球
  • 将棋・オセロ
  • DVD鑑賞    など

タイムスケジュール

16:00 受付時間・入浴
  活動時間
18:00  食事
  活動時間
20:00  終了

お問い合わせ

A館デイケア 直通番号&FAX:072-222-9404

デイケアサロン

当院のデイケアサロンではA館デイケアと異なり、入院患者さまやその家族・外来患者さまの憩いの場の運営に携わることが活動となります。デイケアとしては珍しく、活動プログラムそのものがサロンの営業活動となっています。
営業活動の中に色々な役割があり、それらを選択することが出来ます。
“働く”という役割を持ってもらう事で、人づきあいが難しい人でも作業を通じた人との関わり・一体感などを感じることができ、活動に入りやすいことが特徴です。
就労支援に特化しているわけではなく、

  • 仕事を考えている人
  • 家から出るのにも勇気がいる様な人
  • 趣味を持ったり、自由な時間を過ごすのが苦手な人
  • 人の輪に入るのが苦手な人
  • 老若男女(まだまだ活躍できるのに力を発揮する場所がない)

色々な方が利用しています(もちろんそれ以外の人でも大丈夫)。

デイケアサロン週間プログラム

月~金
9:00

活動前ミーティング
朝カフェ
図書活動

9:30
活動準備(買物 、下ごしらえ)
11:30

喫茶軽食活動
販売活動
ゲーム
昼食

13:30

リラックスタイム
図書活動

14:00

後片付け
翌日活動準備
図書活動
清掃
サロン運営会議(木曜のみ)

15:30
自己記録
個人面接

※毎月最終金曜日は、昼食会・レクリエーションとしています

お問い合わせ

デイケアサロン 直通番号&FAX:072-229-9175