臨床心理室のご案内(概要)
臨床心理室では、個人心理療法や集団心理療法、心理検査などの業務を常勤の公認心理師が行なっています。外来の患者さまだけではなく、ご入院中の患者さまのケアにも積極的に関わっています。心理学的視点から患者さまの心の健康を支えることが私たちの役割です。
業務内容
個人心理療法
個人心理療法では、一対一の対話を通して、患者さまがご自身の感じ方や考え方、対人関係のクセに気づいたり、気持ちを整理するお手伝いをしています。
集団心理療法
ご入院中の患者さまを対象に以下のような集団心理療法を行なっています。
- 統合失調症や双極性障害の心理教育: 病気に関する知識や再発予防のための対処法を学ぶグループ
- 認知症の回想法:昔の経験や思い出を語り合うことで心の安定を図るグループ
- 花々会:他者との交流や気分転換のためのグループ
- やわらかあたま教室:考え方のクセに気づくことを目的としたグループ
心理検査
知能(認知機能)検査や性格検査などの心理検査を行なっています。心理検査を通して、患者さまがご自身の得手不得手や性格の特徴に気づくお手伝いをしています。
知能(認知機能)検査
WAIS-Ⅳ、鈴木ビネー、HDS-R、MMSE、ADASなど
性格検査
ロールシャッハテスト、バウムテスト、P-Fスタディ、SCT、TEGなど
その他
- 多職種連携
- 若年性認知症グループの運営協力、病棟ミーティングへの参加、病棟カンファレンスへの参加、多職種へのコンサルテーションなど
- 緩和ケア
- 緩和ケア病棟にご入院中の患者さまの心理的ケア
- 学生相談
- 浅香山看護学校の学生の個別相談、教員へのコンサルテーション、ストレスマネジメントに関する講義